2023年5月
原則、安易に見直さないようにしよう
(3)原則、安易に見直さないようにしましょう。
保険は年齢とともに保険料が上がる商品であるので、目的に合った商品で補償金額もリスクに見合ったものであれば見直さないことが大切です。
本当に必要なものであれば、加入しているベースの保険はそのまま継続して、追加で加入するなど、工夫をしていきましょう。
車の下取りのように保険を下取りにして新品の保険にする方法もあるが、年齢を重ねていてベースの保険の保険料まで上がってしまうので注意が必要です。
目的にあった保険に加入しよう
(2)目的に合った保険に加入できていますか?
「病気リスクに備えたい」という人が死亡保険に加入していたり、「老後リスクに備えたい」という人が掛け捨ての保険に加入していたりと目的にあった保険に加入しているか確認しましょう。
保険選びの3大法則③
(1)若くて健康なうちに保険は検討しよう。
保険商品は、年齢ごとに保険料が高くなる金融商品です。健康診断で何か指摘があったり通院や入院歴があっても定期預金や投資信託は購入できるが、保険商品は条件が付いて保険料が高くなったり加入できないケースもある。年齢が若く健康な間に必要な保険に加入しておけばその後、健康を害しても保証は確保できているので安心。
例えば、医療保険や三大疾病終身保険に加入した場合に,各年齢でどの程度の保険料の差が生まれるのかを考える。もちろん、年齢が上がってからでも全期前納などまとめて保険料を支払えば差は埋められるが、将来の健康状態だけはその時点になってみないと定かではない。保険加入も健康なうちにしっかり検討しておくことが大切。
合計保険料はいくらか?
(3)合計保険料はいくらか?
死亡・病気・障害・老後・介護の5つのリスクの中で、必要な保険と保障金額が明確になったら、各保険会社の保険料と保険商品を調べてみましょう。保険会社と保険商品が決まれば、保険料の払い方も検討。
①払込方法
毎月保険料を支払う月払い、半年後とに支払う半年払い、毎年支払う年払い、さらに一括して支払う前期前納払いなどがある。毎月の保険料は、月払いが割安に感じられますが、合計保険料は、前期前納払いが最も安くなる。前期前納払いは、途中で加入者が死亡するなど、万が一のことがあった場合は、未経過保険料は払い戻されるので、合計保険料を割安にしたい方は検討をされてみてはいかがでしょう。
②払込期間
一生涯支払う終身払い、60歳や65歳まで等、ある一定年齢で払い込みが終了する方法、3年払い、10年払いなど数年で払い込みが終了する方法があります。住宅ローンと同じで長期間支払うことにすれば、一回当たりの保険料は割安にできるが、トータルの保険料は、短く支払った方が安くなる。
③更新型やステップアップ
保険料は払込期間中、一定であるのが一般的であるが一年ごと、あるいは10年ごとなど、途中で保険料がアップする商品もある。年収が年齢とともに上昇していけば、保険料の負担力もアップしていくので、それに対応した方法である。ただし、一定のタイプに比べ、トータルの保険料は高くなるので注意が必要。